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収蔵資料

収蔵資料

 

 当館では、館蔵・寄託をあわせて10万点を超える資料を保存・管理しています。その中から主な資料群をご紹介します。
 
□ 津山松平藩資料(愛山文庫)
江戸時代に津山を領していた松平家が残した藩政資料です。日記類を中心に、絵図類や和書漢籍等があります。平成23年度に岡山県の重要文化財に指定されました。
 
□ 大名家資料
   松平家で使用していた乗物や熊毛の大身槍など、旧大名家資料を収蔵しており、常設展示でも紹介しています。
 
□ 玉置家文書
江戸時代津山城下町で大年寄役を務めた3家のうちのひとつ、玉置家に伝わった資料です。城下町の具体的な姿を知ることができる貴重な資料といえます。津山市の重要文化財に指定されています。
 
□ 旧家臣・村役人・町役人家資料
   古文書が中心ですが、江戸時代の美作地域の歴史を伝える貴重な資料です。展示での利用は多くはありませんが、調査・研究では活用されています。
 
□ 美術資料
津山藩の御用絵師狩野家の作品や、広瀬台山・飯塚竹斎などの文人画、また、近現代では津山出身の洋画家・河井達海、版画家・永礼孝二、かな書家・内田鶴雲などの作品を収蔵しています。
中でも津山藩御用絵師であった鍬形蕙斎筆の「江戸一目図屏風」は岡山県指定重要文化財であり、文化年間の江戸の様子を描いた鳥瞰図の傑作としてよく知られています。最近では、平成24年5月開業の東京スカイツリーからの眺望と同じ視点で描かれていることから、一層注目を集めています。
 
この他にも数多くの資料を収蔵しており、調査・研究を進めながら、展示・公開をしていきます。また、古文書資料等については、どなたでも、調査・研究のための閲覧ができます。
今後、写真等も利用しながら、順次紹介していく予定です。